以前アクセス解析をぼんやり眺めていて気づいたのですが、このブログにはじめちゃんが一番!と光GENJI、または渡辺多恵子先生と内海光司君の名前で検索されて辿りつかれる方がちらほらいらっしゃるようで。

最近大河の綾野剛のおかげで渡辺先生が内海君の名前出してたしなあ。あ、関係ないか。

『はじめちゃんが一番!』については、私も以前ブログのこの記事で触れましたが、この作品に限らず私にとって「渡辺作品は青春」みたいな位置にありまして、特に高校時代は生きていく上で大切なことはほとんど渡辺作品から学んだと思うってくらい入れ込んでました。どのくらい渡辺作品が好きかというと、キャラメルボックス主催の先生のデビュー30周年記念のトークショーに出かけた位…と言えばわかる人にはわかると思う。あのトークショー豪華だったなあ。

今は『風光る』の連載をされていますが、よく作家の作品って「○○が一番好き」っていう言い方をされる読者が多いと思いますが、私の場合はオタク気質なので本当に「全部好き」になっちゃうんですよね。だから前者のような言い方をされると「ふうん」という気分になっちゃう。例えるならば「光GENJIはチャゲアス曲が好きだよ!」って言われるのと似ている感じ。変な例えだ。

まあそんなことはどうでもよくて、この作品って光GENJIのファンの方なら後追いファンでも知ってる方が多い気がするので、今更説明するのも変な気分なんですが、
『はじめちゃんが一番!』は、初連載作品である『ファミリー!』後暫くしてスランプに陥った渡辺先生が、光GENJIでアイドルに嵌り、彼らをモデルにして「アイドル」の真髄を掘り下げて描いた少女漫画です。
第38回(1990年度)小学館漫画賞(少女部門)受賞作品。
連載期間は1989年~1995年。単行本全15巻。文庫本は全9巻+番外編。他にイラスト集『アイドルで行こう!』1冊。

ちなみに私は中古で買った単行本を実家においてあったんですが、
光GENJIに嵌った時に読み直したいなと文庫本を購入したので、上にあげた全冊を持ってる状況。ほんとにオタク…。

とりあえず文庫の最終巻のアマゾンページを貼っておきます。


はじめちゃんが一番! (9) (小学館文庫)
はじめちゃんが一番! (9) (小学館文庫) [文庫]



ストーリーについては実際読んでいただくのが一番だと思うのですが一応。

「主人公岡野はじめはそばかすが気になる17歳の女子高生。
五つ子の兄弟(岡野あつき、かずや、さとし、たくみ、なおと)に囲まれたビンボー所帯で両親の代りに家事に明け暮れる毎日。そんなある日、CM出演をきっかけに業界大手芸能プロダクションM2(エムツー)の社長にスカウトされた五つ子は、実力派アイドルデュオ「WE(江藤亮・和田瑞希)」の後輩グループ「A.A.O.」として衝撃的にデビューするが…」


一目瞭然ですけど先輩グループのWEは光をモデルに、五つ子たちはGENJIをモデルにされて描かれていました。アイドルものの少女漫画なら大抵ヒロインがアイドルデビューするものが多い気がするので、こういう漫画って珍しいなと最初に読んだときに個人的には思ったりしてました。
これがプロの漫画家の作品として凄いのは、月並な言い方かもしれないですけど、モデルを知らなくても十分面白く読める点なのですが(以前書いた通り私はモデルの彼らを10年近く知らずに読んできました)、それでもモデルのアレコレを知っているともっと楽しい!のは言うまでもなく…。

なので、ブログを開設した時に「検証とかやってみたら面白そうだよな」と考えていたのですが、やっぱり「どこから取り上げていいんだろう」と迷いに迷い、今回はプロローグ的説明をしてみました。最後にキャラクターの誕生日が工夫してあるのでご紹介。

この作品の中には各キャラの誕生日の話が出てくるんですが、
五つ子の誕生日は7月30日で、敦啓の誕生日の一か月前、
はじめちゃんの誕生日が9月19日で、光GENJIのデビュー日の一か月後

と設定されていて、なおかつ

WEの江藤亮の誕生日は1月20日、和田瑞希は4月11日で、
光の二人の誕生日の日付(1月11日と4月20日)を逆にしてるんですよね。


ただ、内海君と樹生様って学年的には2つ離れてるけど、亮と瑞希は学年1つしか違わない設定だったと思います。ちなみに「WE」は「和田のWと江藤のE」なんですが、瑞希が最初に来るのってデビュー当時は光GENJIのリーダー的ポジションが樹生様だったからなのかなあ…。どう考えても年上だからってキャラ関係的にみて亮がリーダーって感じはないんだけどね。

そういえばKinKi Kidsって誕生日が100日違いですけど、光の二人も100日違いですよね(正確に言うと光は465日)。個人的には光の二人が歌上手かったらKinKiは誕生していなかったんじゃと考えてたりするので、どこかしら意識してた部分ってあるんでしょうかね。いや誕生日は偶然だろうけど。


最後の最後で何故か話が思いっきり脱線してしまった。いやでも気になってたんですよ。
ちょうど今日が7月30日で、岡野家の五つ子の誕生日だったこともあって『はじめちゃんが一番!』の話をしてみましたが他の登場人物で誕生日文字ってるのってまだあるのかな。名前は結構あると思ってるんですが。

もっと内容的な事を語りたい気もしますが、長く一人で好き勝手に思い入れのあるものほど語りにくいんですよね。あと、光GENJIそのものにしか興味ないです、という方がいたら申し訳ないですが、またやると思うので懲りずにお付き合い下さい。ではでは。